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OEM入門編 リードタイム というタイトルで今回は情報共有をさせて頂こうと思います。
リードタイム と言ったり、納期という言葉で話を進めたりします。
簡単にお伝えすると、発注から納品までの期間を指します。
諸条件、新商品やリピート製造などによりリードタイムに違いが出てきますが概略はしっかりと意識しておくと良いと思います。
リードタイムの重要性
さて、なぜリードタイムをご紹介するのかと言いますと商品の販売戦略や生産計画に多分に影響してきます。
1週間後に欲しいので今から製造してもらえますか?
と製造委託先に話をしてもまず請け負ってもらえません。
工場では、毎日商品を製造しておりスケジュールが組まれているからです。
原料納入日やパッケージ資材の納入日など、様々な工程があります。
ある1週間はA社の商品を。
次の3日でB社の商品を。
といったスケジュールで慌ただしく現場は動いています。
商品を構成している要素のリードタイムもしっかりと意識すること
上述しました通り、工場の生産ラインの側面からご説明をしましたが商品を構成している要素も大事になってきます。
商品のベースとなる原材料やパッケージです。
原料は輸入するものや、おおよその年間の製造量が決まっているものもあったりとすぐにポッと供給できない場合や
ちょうど入荷の時期といった場合などいろいろな条件によりこちらもリードタイムが大体決まっています。
また、パッケージについても大量で在庫している場合は問題ないですが、多くの会社では在庫を持たないように計画を立てます。
パッケージは主に箱やアルミパウチを採用する販売会社が多いですが、注意しなければならないのはアルミパウチです。
化粧箱に比べて、リードタイムが長いです。
ただ、ロットが基本的に少し大きいので在庫しているところが多いかと思いますが、追加製造のタイミングを気をつけたほうがいいです。
初回製造であれば、校了から2ヶ月ほどです。
この校了からというのが少し間違えやすいのですが、校了とは仕様や修正する箇所がなにもない状態ですぐに製造に入れるという状態を校了と言います。
この校了をするまでに、デザインしたりそのデザインがしっかりと表現できるのか?といった工程を踏みます。
ここでも結構な時間を要することが多いので、注意が必要です。
資材に関しては自社から支給をしなければ、工場で手配及び管理をするのでそこまで気にする必要はないですが、生産管理をしていく上ではしっかりと意識しておくことが大事です。
余裕を持った生産管理と販売管理&コミュニケーション
OEMやODMは前述しました通り、製造委託先にて原料や資材を調達してもらうことが多いので過敏になる必要はないのですが、リードタイムを意識することは生産管理や、販売管理を適切にし販売機会を失わないことに繋がります。
そして御社の売り上げアップにも繋がるので、資材や原料を支給する時はもちろんですが、工場手配の場合でも気に留めておいてください。
また、委託先担当者とも綿密に情報交換及びコミュニケーションを取っておくこともスムーズな製造をするにあたって大事になります。
それではまた!
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